
2009年08月23日

日本に帰ってきました。
・AIGが米国内の生保・年金事業 (アメリカン・ジェネラルとサンアメリカ)
の統合を発表
・メットライフが米国生保事業(個人保険部門、団体保険部門)の統合を発表
いずれも出張の少し前に発表されたニュースです。
AIGがアメリカン・ジェネラル、サンアメリカを買収してから
すでに何年もたっているのですが、同じ生保分野とはいえ、
それぞれ独立して運営されてきました。
メットライフも中核会社のメトロポリタン生命に加え、トラベラーズや
ニューイングランドなど、買収により事業を拡大してきました。
今回のグループ内再編は、普通に考えれば効率化を狙ったものと言えそうです。
ただ、日本とは違う、米国的な事情もあるようです。
日本の会社と比べ、一般に米国の会社では自分の仕事の範囲と責任が
明確に決まっています。担当者は組織全体に目を配るよりも、
まずは自らの責任を果たすことが求められます。
部門のトップであっても同じことで、他の部門と組んでシナジー効果を
求めるよりも、自らの部門で成果を上げたほうが評価されるようです。
ですから、日本の経営統合以上にシナジー効果が生まれにくいという
土壌があるように思います。
経営統合により少なくともCEOなど経営陣が一元化されるので、
グループ内でバラバラに運営していた時よりに比べ、
統一感のある経営を志向することができるでしょう。
もちろん、限界はあると思いますが。
※写真はブルックリンから見たマンハッタンです。
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植村信保(Uemura Nobuyasu)。
保険アナリストとして、主に生命保険会社や損害保険会社の経営分析を行っています。
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