植村信保のブログ

保険アナリスト植村信保のブログ

2011年11月19日

マレーシアの国際性

 

2010年のマレーシア保険市場の規模は約118億ドルで、
日本のわずか2%にすぎません(スイス再保険「シグマ」より)。
生命保険の普及率も4割程度と聞きます。

そのマレーシアにMII(Malaysia Insurance Institute)という
非営利組織があり、ここの活動が国際的で驚きました。

MIIは保険会社や代理店等のトレーニングを担う組織で、
いわば日本の生保協会と損保協会から教育・研修・研究機能を
取りだして集約したところのようです。
マレーシアの保険当局とも連携して活動を行っているとのこと。
セールス関連だけではなく、各種コンファレンスの開催や
リスクマネジメント資格などにも力を入れている模様です。

本来、MIIはマレーシアの保険産業のための組織だと思うのですが、
それだけではなく、国際的なプレゼンス向上にも注力しています。
なかでもアジア・アフリカの新興国へのサポートに力を入れており、
各国から研修生を受け入れてもいます。

もちろん、熱意がなければできない活動ではあるものの、
考えてみればマレーシアには様々な条件が整っているのですね。

例えばマレーシアは旧英領だったこともあり、英語が普通に通じます。
高等教育も英語で行うのが一般的だそうです。
つまり、欧米に留学するよりもずっと安く、英語で高等教育を
受けることができるというわけです。

イスラム教が国教なので、イスラム圏の人々には安心です。
とりわけ食事の問題は簡単に解決できます。
さりとて中華系やインド系も多く、他宗教に寛容な雰囲気を感じます。

そして何より治安がよく、かつ、清潔です。
近年になってインフラ整備が進んだからかもしれませんが、
「快適さ」という点で日本に通じるものがあります。

今回の出張で、同じ東南アジアだからといって一くくりにしては
いけないと痛感しました。


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2011年11月16日

クアラルンプール

 

出張でマレーシアの首都クアラルンプールにいます。
赤道直下ということで覚悟してやってきたところ、
意外に暑くないです。

まだ車で動きまわっただけですが、近代的な町ですね。
写真左のペトロナスタワーをはじめ、高層ビルが立ち並び、
あちこちに右の写真のようなショッピングセンターがあります。
緑が多いのもクアラルンプールの特徴でしょうか。


国民の半分を占めるマレー人の多くはイスラム教徒なので、
女性の多くはトゥドゥンというスカーフのようなもので髪を隠し、
長袖・長いスカートで肌を見せないスタイルが目につきます。

ただ、これが結構おしゃれなんですね。
イスラムのイメージとは違い、非常にカラフルですし、
皆さんファッションを楽しんでる感じがします。
できれば写真で紹介したいのですが、機会があるかどうか...



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2011年10月03日

バンコクの観光地

 

帰国便が夜だったので、有名な寺院や郊外の水上マーケットまで
足を伸ばすことができました。

涅槃仏のワット・ポー(写真)、エメラルド仏のワット・プラ・ケーオ、
三島由紀夫「暁の寺」のワット・アルン、この3大寺院を訪れるのが
バンコク観光の定番なのだそうです。

定番観光地の近くには、観光客をだまして儲けようという輩が
たくさんいます。

私たちが地図で現在地などを確認していると、
いつの間にか現地風の男の人がいて、

「いまはここですよ。王宮?それならこう行けばいいんですよ」

なんて親切に教えてくれます。
お礼を言って出発しようとすると、

「ただ、王宮は王室の行事があるので、今はタダだけど、
 ほとんどの建物が見学できません。
 午後1時以降ならば全ての建物を見学できますよ」

とのこと。せっかく来たのになあ、と残念がっていると、
彼はさらに、

「王宮は午後からにして、それまでは○○を見学しませんか?
 ここからそんなに遠くないですよ」

と別の観光スポットを勧めてきます。

ここでようやく気が付きました。
彼は私たちをどこかに案内してガイド料をとる、
あるいは何かの店に私たちを連れて行き、
店から紹介料をもらうつもりだったのでしょう。

王宮に行くと(もちろん彼とは別れて)、
果たして普段どおりにオープンしていました。


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2011年10月01日

タイの保険事情

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前回に続き、バンコクから。

9月のバンコクは1年で最も雨が多い季節だそうです。
日本の梅雨とは違い、一日中しとしと降るのではなく、
雷とともに激しく降ったかと思えば、あとは真夏の日差しが
照りつける、といった感じです。

ただ、今年は異常気象のようで、タイの各地では7月から、
大規模な洪水に見舞われているようです。
連日こちらのテレビで報道しています。


左の写真はOIC(Office of Insurance Commission)です。
タイの保険監督は政府ではなく、独立機関であるOICが担っています。
UK-FSAのように、運営費用を保険会社が負担しているとのこと。

OICは今年から新しい最低資本規制(RBC)を導入しました。
分子の支払余力は「Fair Asset」から「Fair Liability」を引いたもの、
つまり、経済価値ベースのソルベンシー規制なのだそうです。

タイの生保も資産と負債のミスマッチを抱えているためか、
あるいは他の理由なのかもしれませんが、
新基準の導入で比率は大幅に下がる模様です。


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2011年09月29日

バンコクにいます

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出張でタイのバンコクにいます。
9月は1年で最も雨が多い時期とのことですが、
今のところ日中はそこそこ大丈夫です。

ある保険会社に行き、資料を見せてもらったら、
「30/6/54」と書いてありました。
日本に年号があるように、タイにも西暦とは違う暦
(仏暦でしょうか?)があり、普通に使われています。

「30/6/54」は「2554年6月30日」で、
「2554年」は西暦では2011年とのこと。
何の予備知識もなかったので、びっくりしました。


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2011年06月25日

海外旅行傷害保険

 

6月7日のブログでスーツケースの破損について書いたところ、
知り合いの保険代理店の皆さんから、
「海外旅行傷害保険に入っていれば、保険が使えるかも」
というアドバイスをいただきました。

さっそく手続きしてみたところ、電話と書類提出だけで
保険金を受け取ることができました。

事故発生が6月5日、事故の相談をしたのが15日、
書類を送ったのが20日、そして保険金の支払いが24日でした。
予想外に対応が早くて、うれしかったですね。


私が普段使っているクレジットカードには保険サービスがあり、
海外旅行傷害保険に加入しているという認識はありました。

ただ、携行品損害、つまり、身の回り品が偶然な事故により
盗まれたり壊れたりした場合の補償までは、
皆さんにご指摘されるまで全く気がつきませんでした。
そういうユーザーは多いのではないでしょうか。


「電話と書類提出だけで」とさらっと書きましたが、
実は電話がなかなかつながらず、これには参りました。

まずカード会社(=保険代理店)に電話しろとあるので
さんざん待たされた挙句、やっとつながったと思ったら、
「保険会社に直接連絡して下さい」という案内です。

少々イラっとしながら教えられた保険会社の番号にかけると
やはりつながりません。しかも、やっと出てきた相手は、
「こちらから電話するのでお待ちいただけますか」とのこと。
30分後か1時間後かわからないと言われてしまいました。

しかし、さすがに職場でいつかかってくるかわからない
電話を待ち、保険金の請求をするわけにもいきません。
夜なら比較的すいている、夜中でもOKとの情報を聞き出し、
ようやくその日の夜にこちらの状況を伝えることができました。

保険金の請求って、結構大変なものなのですね。
勉強になりました。


ちなみに携行品損害保険金は買い替え費用ではなく、
壊れたスーツケースの時価(=償却後の価格)から
免責金額3000円を引いた金額が支払われました。
新しいスーツケースの半額くらいにはなったので、助かりました。


※写真はフランス・プロヴァンの商店街で見つけた保険代理店です。


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2011年06月15日

スイスの存在感

 

ヨーロッパ大陸のなかで、スイスはユニークな存在です。

九州と同じくらいの面積にもかかわらず、
ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語の
4つの国語があり、地域によって言語圏が分かれています。

全てのスイス人が4つの国語を話せるわけではありません。
言葉が通じないときは、英語で会話することが多いとか。

宗教もカトリックが42%、プロテスタントが35%です。
宗教改革の立役者の一人であるツヴィングリの地元だから、
もっとプロテスタントが多いのかと思っていました。


スイスが永世中立国というのも有名ですね。
ヨーロッパの中心にありながらEUに加盟せず、
通貨はユーロではなくスイスフランです。

ただし、国際連合には2002年に加盟しています。
ヨーロッパが統合し、経済がグローバル化するなかで、
小国スイスがどのように存在感を発揮していくのか。
今は歴史的な転換期にいるのかもしれません。


最後に少しだけ保険の話を。

スイスはEUではないので、ソルベンシーⅡの対象ではありません。
独自に「スイス・ソルベンシー・テスト」という最先端の規制を導入し、
「経済価値ベース」「内部モデルの活用」をすでに実現しています。

このあたりも、EUより先に進み、存在感を発揮しようという
意識の表れなのかもしれません。



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2011年06月12日

日本への関心

 

海外では大震災の発生以降、日本への同情もあり、
日本への関心が高まっていると言われていますが、
実際のところはどうなのでしょうか?

出張中に話をした相手は保険関係者が中心です。
ヨーロッパ各国だけではなく、米国やカナダ、シンガポール、
マレーシアなど、いろいろな地域から来た皆さんと
話をする機会がありました。

そのなかで、「地震は大丈夫だった?」と聞いてきたのは
シンガポール、マレーシアのアジア勢だけ。
彼らは本当に心配してくれていました。


一方、欧州勢の関心は原発問題に集中していたようです。
特に多かった話題は、

「フクシマをきっかけに、ドイツ、スイスと原発停止に動いている」

というもの。日本への関心もさることながら、
むしろこれは自分たちの話でしょうか。


こちらが提供した話題のなかで盛り上がったのは
6月からの「スーパークールビズ」の話でした。

「テレビで観たけど、アロハシャツと短パンはクールじゃないね」

といったコメントもいただきました^^


あと、日本の食べ物については皆さん関心が非常に高いようです。
日本食はこの10年ですっかりグローバル化した感があります。


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2011年06月10日

スイスの首都は?

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チューリヒでもジュネーブでもなく、ベルンです。
でも、首都というには非常に小さな町でした。

旧市街はU字型に蛇行した川に囲まれていて、
いわば天然の要塞になっています。
そこに中世の街並みがそっくり残っているのです。
世界遺産にも指定されています。

昼は観光客で賑わっていましたが、夜10時過ぎに歩くと
静かで人通りもあまりなく、中世の息吹を感じました。


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2011年06月07日

スーツケースが壊れた!

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久しぶりの海外出張ということで、スーツケースで駅に向かったところ、
しばらくするとスーツケースの動きが極端に悪くなりました。
駅でひっくり返してみると、なんとキャスターの車輪が割れています。
しかも、4つのうち3つがです。

どうやら古くなった車輪のゴムが劣化し、久しぶりに使ったので
割れてしまったようなのですが、さて、どうしたものか。
必死に考えます。

「チェックインの締め切りまで30分あるから、そこで何とかする?」
「かばん屋があれば、そこで新しいのを買う?」
「だめだったら、重いけどホテルまで何とか担ぎ、現地で買う?」
「現地で買うなら、どの時間が使える?」

幸い、成田空港(第1ターミナル)にかばん屋があったので、
そこでスーツケースを購入し、荷物を詰め替えることができました。
何とかチェックインにも間に合い、やれやれです。
飛行機に乗る前にこんなに疲れたのは初めてでした。

かばん屋の店員さんに、「こんな人は時々いますか?」
と聞いたところ、「毎日ひとりは必ずいらっしゃいますよ」だって。
皆さんもご用心くださいね。

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※ミュンヘン中央駅です。空港にかばん屋がなかったら、
 スーツケースを担いで横断するところでした。

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