
2009年03月14日

昨日(3/13)に経営統合に向けた基本合意が公表されました。
「両社の存続を前提」「両社対等の精神」という言葉が並び、
「共同CEO体制」「社内取締役は両社同数」などがうたわれています。
統合比率が決まっていないので何とも言えませんが、
大手と準大手の経営統合とは思えない書きぶりでした。
今回の件に関して、いくつかコメントが載りましたのでご紹介します。
日経(13日)では、3メガ損保を比べた記事のなかで、
なぜか三井住友海上についてのコメントが取り上げられました。
「有力企業の取引が多いのが特長」というものです。
もちろん、他にも「東京海上は(他の損保に比べ)生保事業が強い」
とか、「損J&NKは地銀に親密先が多い」とか話しており、
記事にも反映されているようです。
読売では、合併ではなく持株会社の傘下で2社が併存する
今回の統合スキームについてのコメントです。
「現体制を維持したままの統合では、合併に比べコスト削減にも制約がある」
どのような取り組みが行われるのか注目したいです。
朝日はネット版だけコメントが載ったようです。
業界再編が消費者に与える影響について、一般論として、
「寡占が進むと、消費者の選択肢が狭まるという弊害もある」
とコメントしています。
※写真は日産スタジアムです。「ちびっこ駅伝」の応援に行きました。
2009年03月06日

3/5(木)日経にコメントが出ました。
「直販保険」市場が急拡大しているという記事の中で、
「数年後には同比率が二ケタ台に乗るだろう」というものです。
同比率とは、個人向け自動車保険に占める直販比率で、
08年度に8%を超える見通しとのこと。
記事では、大手参入や景気悪化に伴う消費者の節約志向
が挙げられていますが、加えて不払い問題などの影響で、
商品のシンプル化が進んでいくことも通販には追い風でしょう。
ただ、通販会社といっても経営戦略はかなり異なるようですね。
ダイレクトマーケティングの自動車保険で伸びている会社は
ごく一部なのではないでしょうか。
2009年03月03日

この件で数社から取材を受けました。
このうち表に出たのは次の二つです。
3日の産経新聞にアリコの売却について、
「じっくりと交渉することになるのでは」との見方が多い
というコメントが出ました。
投げ売りするよりいいという米政府の判断ですが、
会社価値をどう維持するかが課題となります。
もう一つはテレビです。
夜11時からのテレビ東京・ワールドビジネスサテライトで
アリコの契約者がどうなるかについてのコメントをしました。
記憶が定かではありませんが、
「破綻ではないので保険金が削減されたりはしない」
「政府がずっと経営するのではなく、将来は株主が変わる」
などとコメントしたように思います。
NY連銀からの借入をアリコとAIAの優先株で返済する
というスキームには驚きですが、同時に今回の支援策では、
損保事業についても手をつけることになりました。
契約者にとって破綻リスクは小さくなりましたが、
グループは解体に向かっていると言えそうです。
※写真は鶴見川河口近くの「貝殻浜」です。
植村信保(Uemura Nobuyasu)。
保険アナリストとして、主に生命保険会社や損害保険会社の経営分析を行っています。
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