
2008年11月08日
11月11日(火)17:10から日本アクチュアリー会の年次大会で
パネルディスカッション「ERMとアクチュアリーの役割」に登場します。
場所は大手町サンケイプラザです。
保険会社や企業年金にとってのERM(Enterprise Risk Management)を
アクチュアリー会が正面から取り上げるのは初めてなんだそうです。
パネリストは明治安田生命の松山さん、キャピタスコンサルティングの森本さん、
中央三井アセット信託の杉田さん、それに私です。
私はともかく、いずれも前向きな論客ばかりで楽しみです。
2008年11月06日
日曜日(11/2)の日経に「個人賠償責任保険」の記事を見て、
かつての上司が「損保で最も役立つ保険」と言っていたのを思い出しました
(損保で勤務していた時代の話です)。
この保険は、法律上の賠償責任を負ってしまった場合の備えです。
例えば自分や自分の子どもが誰かに損害を与えてしまったときなどに
保険金が支払われます。
ただ、個人賠責に単独で入るケースは少なく、たいていは、
火災保険や自動車保険の「おまけ」みたいに付いています。
もちろん、その分の保険料を払うので「おまけ」ではないのですが、
年間1000円程度の負担です。
そのような保険なので、自分が入っていると認識している人は
少ないのかもしれません。したがって保険金の請求も少なく、
この程度の保険料ですんでいるのかもしれません。
あくまで推測ですが。
ただ、米国のような訴訟社会とまではいかなくても、
損害賠償を求められることが増えるような流れがありますので、
子どもがいる人などは入っておいたほうがよさそうですね。
私にしてはめずらしく商品の話でした。
2008年11月04日
すでに一部のメディアでは報道されていますが、
変額年金最大手のH社が2007年2月から販売した商品の一部で、
運用資産が目標の下限に抵触し、特別勘定での運用を停止するという
事態が発生しているようです。
契約者は一括受け取り(=受取額は一時払い保険料の8割)、または、
期間15年の年金(=受取総額は一時払い保険料と同額)を選ぶことになります。
この商品はもともと3つのメリットとして
「(バランスファンドによる)安定的な資産の成長」
「(目標金額に到達した場合)運用成果の確定」とともに、
「基本保険金額相当額の最低保証」が挙げられていました。
そして、
・積立目標金額に到達しなかった場合 → 10年確定年金へ移行
・積立金額が基本保険金額の80%以下となった場合
→ 自動的に運用を中止し基本保険金額相当額の年金受取総額を
最低保証した確定年金へ移行
と明示されていました。
ただ、銀行や証券会社は顧客にきちんと説明していたのでしょうか。
おそらく顧客には高齢者が多いでしょうから、トラブルが多発しないか心配です。
ちなみに、たまたまこのタイミングなのかもしれませんが、
H社の看板的な存在だったS氏が退任したというニュースが流れています。
2008年11月01日
保険会社向けのイベントで基調講演をしました。
場所は六本木ヒルズの49階です。
全体のテーマは「オペレーショナル・エクセレンス」。
私は「生損保の経営は変わったのか」という演題で
30分ほど話をしました。
例えば、「破綻生保では経営が実態をつかめていなかった」
「経営実態を正しく把握する仕組みが不可欠」といった話をしました。
これを受けた某ソフト会社のかたが「経営の見える化」について
話すというので注目していたところ、excelベースで販売実績や
経費の状況を一覧できるソフトについてのデモンストレーションでした。
タイトルに「オペレーション力を向上する」とあったので、
てっきりEVや負債評価の話などかと思っていたのですが...
後半のSBIアクサ生命の副社長によるスピーチは、
実際に保険事業の立ち上げに関わっているかたの話だけあって、
もっと聞いてみたいと思うようなものでした。
植村信保(Uemura Nobuyasu)。
保険アナリストとして、主に生命保険会社や損害保険会社の経営分析を行っています。
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